まちの話題

お正月三が日

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20150103_055145新年あけましておめでとうございます。お正月も早3日を迎えました。俗に言われるところの「正月三が日」も今日まで。門松や注連飾りなどは7日にはずしますから、「松がとれる」までが正月?いやいや1月15日が「女正月」だから?いやいや1月は全部正月?様々説あれど正月の休日気分を味わえるのはやはり元日から3日までの三が日になるでしょうね。ところで、私の三が日はと申しますと、大晦日から元旦にかけて地元新井北野神社で元旦祭。後、午前3時頃迄初詣参拝者を出迎える北野神社睦会のお手伝い。これが私の初詣。続いて午前5時から朝起き会の元旦祭があって帰宅。歳の神が舞い降りた自宅で初日の出を待ちます。元旦、昇るお日様に合掌、自宅の神棚と御仏壇にも合掌して一度仮眠。午前11時に家族揃っておせち料理やお雑煮に舌鼓を打ち乍ら正月を祝います。元日に届く年賀状はは仕事始めの日に目を通して返礼ですから元日は自宅で正月気分を満喫。

2日は「事始め」の由来があり書き初めなど稽古事や自分の大切な事を始める日。私の「事始め」は地域の後援会の主な方宅へのお正月ご挨拶。箱根駅伝テレビ観戦もそこそこに、2時間程度ですがご挨拶廻りです。そして今年一年も地域の皆さんの声無き声を聞き取る事の大切さを自らに言い聞かせます。夜は例年妻の両親と食事を摂りテレビ正月特番を観てゆっくり。3日になりますと市川家墓参り。千葉県木更津市にある菩提寺まで足を伸ばしますが東京湾アクアライン経由で片道1時間程度ですので午前中には中野に戻ります。午後は昨日(2日)お留守だったお宅のお正月挨拶を済ませて明日(4日仕事始め)からの胎動に備えます。

正月は自分自身を見つめ直す貴重な時間にもなります。最近思うことですが、初詣やお正月ご挨拶等の際、正装している人の姿を見なくなりましたね。私たちが子どもの頃、男性は黒の礼服(モーニングの方も)女性は留袖といった出で立ちで居た記憶があります。歳の神に対しての礼を尽くしての事だったと思います。実際、私はお正月ご挨拶は黒の礼服で出かけます。それとこれも子どもの頃、よく父に聞かされたことですが、おせち料理はお正月くらい女性に楽をさせてあげましょうといったことから前の年の瀬に仕度をしてお正月三が日は台所で火や刃を使わずに過ごしたのだそうです。だからおせち料理は煮物焼物酢の物など日持ちするものばかりです。それと、お正月になんでも「お」をつけるのも歳の神に対して礼を失してはいけないという意味合いがあるのだそうです。今年の正月三が日。皆さんそれぞれの家族の風習に乗っ取って過ごされていることでしょう。今年一年が稔り多き年になりますよう心からお祈りいたします。

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