一昨日の日曜日、妻の友人、と言っても親戚同様の付き合いをさせていただいているS家長男の結婚式に出席させていただきました。東京が梅雨明けした暑い一日でしたが新郎新婦が考え抜いた挙げ句の演出には丁度良い天気だったのかも知れません。物事は何でも前向きに考えませんとね。さて、親戚同様となりますと挙式から出席することになるわけですから夕方からの披露宴とは申せ、会場には午後2時には到着しなくてはと仕度も大忙しでした。そんな日に限って日程が朝から3件。重なるものなんですね。最後の日程は私の都合(結婚式出席)により開会式の時間を早めて下さったほどで恐縮の連続でした。このようにして挙式披露宴に出席される方々は皆同様に仕度を入念にして新郎新婦に祝福を述べに見えるのですから若いカップルの皆さんっ!感謝を忘れずにね。
さてさて、当日は式場も大変混雑?していて挙式が始まるまで待つこと1時間半。しかし、それもこれも二人の門出を祝うためだと我慢我慢?他の日程でこのようなことは無いのですが、我々の稼業に携わる人たちは待たされることを極端に嫌う傾向が異常に強いので私も例外に漏れずイライラの連続でした、しかし、これも二人の門出のためと何度も自分自身に言い聞かせながらいよいよ挙式の始まりです。チャペルでの挙式ですのでバージンロードを新婦の父上に手を引かれ入場です。感動の空間の始まりです。最近還暦を迎えてから涙腺がかなり弱くなり早速涙が頬を伝います。我が家の長男が結婚式を挙げる時にはどうなるのだろう?とか自問自答しながら感動の空間に浸ります。そしてお開き後シャンパンフラワーの中、新郎新婦がチャペルから出て来ます。祝福の拍手の嵐です。ここから先披露宴に至ってはもう紹介するまでもないほどに拍手の連続です。
さて、長い人生この世に誕生した瞬間から棺にその身を置き最期の別れを告げるまで、私達は祝福の拍手を何度いただくのでしょうか?つい先日臨席した葬儀での出来事ですが、故人は93歳の大往生!勿論涙こそ流れはするもののご出棺と同時に拍手が起きました。故人の人生そのものに対する拍手であったことは間違いありません。人生の節目を祝福の拍手で祝っていただける人生って素晴らしいですよね。