中野駅開発(2)

さて、昭和初期、昭和4年竣工とも言われてますが、当時としては大規模な中野駅開発が始まります。本稿で先に述べた丸井さん(当時の青井家具店)はこの工事が計画された段階で現在中野通り丸井中野店の辺りの土地を購入し工事完成後移転します。現在丸井中野店のお隣に並ぶタマリヤビルオーナーさんの先代も桃園通りのお店を丸井さんの先先代と同様に現在タマリヤビルのある土地一帯を購入し工事完成後移転します。タマリヤビルのオーナーである赤羽房之助氏のお話によれば、購入時に現在の中野通りはなかったので、道路用地も含め中野駅南口駅前広場南側辺りまで一帯を購入したそうです。後、中野駅開発工事によって誕生する中野通りや中野駅南口駅前広場南側辺りはご寄付があり完成の運びになったとのこと。私財を提供され中野駅開発工事と同時に進行した中野通りの開設工事には先人の並々ならぬご尽力があったことを忘れてはなりません。実は当時の中野駅開発工事。中野駅北口にも大功労者がいました。