現在、新北口駅前広場予定地には幅員20mの都道中野通りを跨ぐ東西自由連絡通路から区役所、四季の都市(まち)方面を斜路で繋ぐアクセス通路を始め、自転車駐車場や清掃車の暫定車庫が位置しており、イベント開催に必要不可欠なフラット利用に供する箇所がかなり狭小です。しかし、新宿歌舞伎町コマ劇場前広場からその開催場所を中野に移し俄然脚光を浴びているリアニメーション等、イベントを開催しますと3000名ほどの参加者を収容するほどのスペースがあるのは事実です。北口改札の出口から中野サンモール商店街を繋ぐ「中野駅北口駅前広場」は線路敷から地盤を下げた箇所に位置しているので、イベントなど開催されても中央線快速上り電車乗車客からはよく見えないのが現状です。しかし、新北口駅前広場予定地は線路と地盤のレベル差が無いため中央席快速上り電車乗車客からもよく見えます。中央線快速電車の一日延べ利用者数100万人を考慮しますとイベントPR効果には絶大なものがあります。しかし、この広場は暫定利用であり本格的なイベント広場として提供されているものではありません。従って残念ながら本来の用途、所謂、バス停やタクシー乗り場、自転車駐車場等を兼ね備えた駅前広場に供するため行なわれる準備先行工事を迎える平27(2015)年度には利用中止になるわけです。さて、そこで利用者からは代わりのイベント広場確保の強い要望が出て当然です。何しろ、夏のチャンプルフェスタは東京都商店街連合会イベント部門グランプリの栄冠に輝いた実績のあるイベントですし、東北復興祭にしても中野区発で東北六魂祭を東京23区挙げて応援する体制づくりが出来るほどのイベントに成長しつつあります。さらに、先ほど紹介したアニメの街に相応しいリアニメーションも中野に定着。重ねて、区内商工団体や観光協会が底力を見せつけるにぎわいフェスタや地方創生関連イベント、はたまた、夏の大盆踊大会等々、目白押しのイベントを捌く広場機能は必要不可欠です。それも出来るだけ駅前に。次回はその候補地を考えましょう。
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