中野サンプラザが10年後にリニューアルする話。多くの方々が関心を寄せています。私も同様です。何と言っても、この建物独特のフォルムが、半世紀に近い年月を積み重ねるうちに中野のランドマークの形として定着したことは間違いのない事実でしょうね。現在の中野サンプラザに対する愛着とか思い入れはさておいて、ならば、新築される新しい(仮称)サンプラザのフォルムを現在のような三角形に出来ないものかと思うのですが、いかがでしょうか?このような夢を持っている方は結構いますし、私も例外に漏れずです。現在、事業構築パートナーの2つのグループから将来像が叩き台として提案されておりますが、どちらを見ても何処にでもあるような無機質な四角い建物の集合体に過ぎず、何かもの足りないと思うのは私一人ではないでしょう。話を戻します。現在の中野サンプラザのフォルムは他に類を見ないもので、中野らしさ、というよりも中野の息吹、所謂、命を感じ取ることが出来ます。半世紀近い長い時間軸の中で構築されたものなのでしょう。中野サンプラザ•中野区役所地区の一帯整備は行政計画として発表されておりますから、解体は仕方のないことです。しかし、そこに様々な機能を持たせた複合施設が建物として立ち上がるならば、三角形に拘って欲しいのです。東京スカイツリーから眺めても、西空を仰げばあそこが中野だと識別する象徴物は中野サンプラザです。同じ西空に西新宿の高層ビル群も眺めることは出来ても、どのビルが何のビルなのか識別するのはよほど関心のある方でなければ解らないし、高層ビル群として十波一からげに扱われていうのが現状でしょう。六本木ヒルズなどは外壁に丸みを持たせたフォルムことと方向的に他の建物がないので識別が即出来ますね。今では”あそこが六本木”と誰からも言われる存在になりました。さて、将来立ち上がる中野のランドマーク。今後の展開に関心は高まります。
中野駅周辺の話題