中野駅周辺まちづくりが更に加速している感が否めません。JR中野駅の乗降客数の予定通り吉祥寺駅を抜いて中央線東京駅立川駅間の中では新宿、東京、立川各駅に次いで堂々４位の座を射止めてます。ターミナル駅でもなく駅ビルも持たない中野駅の乗降客数が増加した要因は中野駅周辺街づくりに起因します。特に旧警察大学校等跡地に完成した中野四季の都市（まち）にはキリンビール等大手資本が本社機能を有す巨大オフィスビルや東京警察病院、明治、帝京平成、早稲田各大学中野キャンパスなどが立地し、そこに通う人たちの昼間人口がおよそ２万人増加の遠因になっています。さて、更に昼間人口、所謂、外国人観光客なども含めて来街者を増やし、その数５万人にもしようと考えている計画が中野サンプラザ建て替え計画です。
現在の中野サンプラザとその西側に構える中野区役所用地の一帯地区に１０年後竣工を目処にしてサンプラザに代わる新しい爆発的な施設を創ろうという計画が中野区民の間で話題になっています。中野区はその事業をいかに構築するか？専門的見地に立ったコンセプトづくりを事業構築パートナーに委託して二つのグループがその構想を練っているところです。まずはたたき台が出来た段階ではありますが、そのパース（上の画像）を見てがっくりです。どこにでもあるような無機質なビルが建っているこの絵に疑問を呈します。形状だけで判断してはいけませんが、何処かしこにでもあるような街づくりだけは勘弁してください。中野らしさ！って何でしょうか？現在１０年のスパンで想定スケジュールを立てて計画を練っているのですが、１００年に一度の中野の大事業です。大いに議論を尽くし余計に時間を要してでも後世自慢出来る街づくりに取り組みたいものです。