議会

団扇と政治資金

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

政治資金ハンドブック画像法務大臣と経済産業大臣の有権者に対し支出された政治資金問題が野党の追求を受けてます。法務大臣が選挙区有権者向けに配布された団扇は、確かに「討議資料」とは言い難く、このような形でしか自らをアピール出来ない日常の政治活動のあり方に疑問が生じても仕方のないことかと思われます。一方、経済産業大臣の政治資金管理団体の収支報告書から生じた観劇等、有権者を集めたイベントに対し参加費以上の支出負担行為は不測の出来事で、大臣自らの事務所が健全に機能していないと断言されてもこれまた仕方のないことかと思います。

政治資金とは、政治家が「政治活動」に使用する資金を指すことは言わずもがなです。その「政治活動」と「後援会活動」が混同していることから今回のような事件に繋がるのです。この使途については私ども政治に携わっている者が一番気をつけなければならないことだと思います。特に国会議員や都道府県会議員が持てる「政治資金管理団体」は資金の出入りには常に誰もが納得のいく管理をしていなければなりません。

政治資金は別名「浄財」とも呼ばれます。これは世の為、人の為に行なわれる政治活動の一助になるお金。といった意味が含まれており、決して、一部有権者の懐を肥やす為や、一部の人の利益供与の為のものではないことを改めて戒めておく必要があります。今一度、立ち止まり、政治活動を見極める確かな目を有権者自身も持たなければならないのです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加