地方議会の問題がメディアを賑わしています。例外に漏れずと言っては恥ずかしいのですが、中野k区議会においても現職議員のツイッター上での公人としてと言うよりも、人間としてあらぬ書き込み(屑、死ね等)が議員辞職に至る不祥事が起きました。誠に嘆かわしい限りです。中野区議会は議員の資質低下に歯止めをかけるべく、渾身の努力をするべきです。そもそも中野区議会は地方議会の中にあって、住民に開かれた議会であることが輝かしい歴史であり伝統であると自負して止みません。
例えば、議会の傍聴にしても、通常傍聴者には定員があり、定員を超過した場合は会議室に入室出来ないのが原則です。また、一切傍聴を許可しない議会もあるほどですが、中野区議会においては定員を超す場合、議長や委員長が議員に図り、同意を得た場合は定員以上の傍聴者も会議室に入ることが出来ます。(傍聴者の椅子が不足した場合は椅子の用意あり)また、最近、話題になっている政務活動費領収書の公開も全国初は中野区議会でした。当初、5万円以上の領収書から始まり(この時点では何処の地方議会も領収書非公開)、以後様々な議論を経て1万円以上(この時点で政務活動費『当時は政務調査費』の使途不明事件が他の議会で起こり他の議会は1円以上公開)、そして、後塵を排すと言う意味でなく、中野区議会も1円以上の領収書の公開に至ります。
議員報酬の見直しも23区初(報酬額は23区最下位)、議会に出席する際に支出される費用弁償の見直しも23区初、女性議員が全議員中に占める割合が23区中一番多くなった(昭和時代)のも23区初、何事においても初めて尽くしの中野区議会には先輩議員が築いた自慢の伝統文化が根付いているはずです。今では何処の地方議会においても当たり前になっていることは中野区議会にその源泉があると言っても過言でありません。不祥事が起きる中、先輩議員の築いた伝統が最近忘れ去られつつあることに危惧の念を抱きます。ここは一番奮起しなければと自らに言い聞かせる昨今です。