ちょうど10年前の4月5日。息苦しくて目の前が真っ白に。急遽、救急車で搬送される最中は未だ意識はあったものの、慶応病院の救命救急室に運ばれるや否や心肺停止に陥り意識を失くします。何が原因かは次回述べることにします。即、蘇生術を試み微かながらも心臓の鼓動を維持しつつ集中治療室に移送。しかし血圧が60前後から上がらないままの状態が続きます。まさに生死の境を彷徨いながら戦いの始まりです。ご承知の通り血圧を下げる薬はあるものの、下げる薬はありません。あらゆる状況を考慮してあらゆる同意書にサインを求められた当時の妻の姿を思い浮かべますと今でも頭が上がりません。その時誰もがいつ亡くなっても心の準備だけしていたところ3日目の夜奇跡が起きます。医師、看護師の皆さんの献身的な治療と家族親戚友人知人の励ましも手伝って、血圧が60から急に120に上がります。これを境に3ヶ月半の闘病生活が始まりますが、
今日4月7日は病との闘いの開始日になりました。私が現在に蘇る第一歩を記した貴重な一日なのです。