まちづくり情報

町中【薬師柳通り道路改良】の問題解決(2017/04/24)

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中野駅北口から中野通りを北上して新井交差点を右折、早稲田通りを東に進むと『中野5丁目』の信号。その信号を左折したところから新井薬師門前迄の440mの区道が柳通りです。この通りは街路樹に柳の木が植樹されていたところから柳通りの愛称で長年地元の方達に親しまれて来た道路です。嘗ては道路挟んで両側に三業地があったので人通りも多く、特に新井薬師さまの縁日(8の日)には押すな押すなの人の波であったようです。さて、時の流れと共に三業地も無くなり、縁日にも活気が無くなり人の通りも疎らになり始めます。同時に柳通りは夜になると暗い通りに成り果ててしまう始末に。そこで中野区はこの道路を改良して街を明るくすることに。この道路改良工事によって完成した歩道の舗装は黄色系インターロッッキング方式、歩道と車道の間に入れる通称L型の高さが従前のものは高さが15cmですが、今回は中野区内の区道初のL型セミフラット方式と称して、高さがわずか5cm、横断歩道等切り下げされている箇所の高さが2cm、そして取水口がこのL型の側面についていて、雨水等をここから取水することになります。おかげさまで明るく楽しく歩けるようになりました。道路沿道の二つの商店街(柳通り親交会と柳通り高新会)の会員も何か今迄と違うイメージを自らの商店街に抱くようになりました。道路は舞台です。その舞台を常に綺麗にしておくことがこんなにも人の気持ちを変えるものかと感心してます。柳と共につつじの花が歩行者の目を楽しませてくれることでしょう。加えて道路の愛称にもなっている柳の木も健在です。是非一度足を運ばれてはいかがですか。因みにこの道路改良工事にかかった費用、およそ2億円でした。

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